『懺悔ファイル』って何ぞや!?〜その③〜

さて、長々とお伝えして来ました「懺悔ファイル」。

今回は完結編です。

大切な模試の復習、「継続できる正しいやり方」とは?

もう一度、そもそも論。

やらなきゃいけない!とわかっているものの、継続できない理由は何でしょうか?

ヒトコトで言うなら、「メンドくさい」からですね。

間違いを確認して、解答解説をチェック。

選択問題の場合は、誤答の理由が本文なのか選択肢のワナにかかったのか…などを確認。

記述問題の場合は、どの部分までが正解で、どこからが不正解なのか。

求める式や考え方は正しかったのか、単純な計算ミスや知識の不足・誤った理解のせいなのか。

「ア〜!わかってたのに〜!」

「約分のミス?小学生レベルのミスで…」

「こんなの、時間内に気づけないよ!」

「そうだよなぁ。これ前にマナビスの講義で類題解いたよなぁ。解いたことがあるのは覚えてたけど、解き方が出てこなくて…」

と、悔しさ・ふがいなさが織り混ざりつつ進行。

数学からスタートして、英語の復習の途中で中断。

模試後の疲れや、ミスへの苛立ちもあいまって、メンドくさくなる。

で、そのまま再開されることなく宿題や次のテストに追われて…というのが実態でしょうか。

もちろん、「ワタシは絶対全教科復習してます!」という生徒も。

が、ここでもう一つ問題が。

頑張って復習して、確認したのは素晴らしいのですが、それを記憶に留めていられるか。

次の模試はだいたい2〜3ヶ月後ですね。

模試が終わって、ふだんの高校の授業はドンドン前に進みます。

新たな知識がドンドン入って、課題や定期テストのラッシュが続く。

脳ミソの容量がドンドン埋まっていきます。

さらに、模試の前は定期テスト前のような「部活動停止期間」もない。

普通に毎日の課題と部活動をこなしながら、模試がやって来ます。

そうして、模試前に復習の時間が取りきれないまま本番に。

すると、2〜3ヶ月前に復習して覚えたり確認したはずの問題で、また悩む。

「ア〜!前の模試で似たような問題あったぞ!復習もしたぞ!!エ〜っと…!!解き方は…!!」と悶えることに。

復習した記憶があるだけに、解けないと苛立ちと悔しさで、焦る。

焦るから、ますます思い出せず、しょうもない計算ミスなどを連発。

英文も、目では追うものの上滑りを起こしてしまう。

残り時間が迫り、隣の同級生の鉛筆の音がやたら耳に付いてくる。

半ばあきらめモードで最後に見直していたら、ハッと解き方が浮かんでくる!…ものの、時すでに遅し。

無情にも終了のアナウンスとともに、「もっと復習しとけばよかった…」という後悔の念。

…とまあ、何とももどかしい模擬試験。

3年生にもなると、範囲も広く復習と確認も容易ではありませんね。

で、長々と書いてまいりましたが、ようやく本題。

模試の復習、「継続できる正しいやり方」とは?

実はとっても単純。

「懺悔ファイル(模試の復習ファイル)作成作業」と、「実際に復習・確認・記憶する作業」を「分ける」こと。

「模試のミスを確認しながら、同時進行で解き直しを!」といえば、聞こえは良いもののムズカシイ。

部屋の整理をしていて、昔の写真とかアルバムを見つけてちょっと手に取って見ていたら、全然片付けが進まなかった。

そんな経験、ないでしょうか。

模試の復習もそうなりがち。

ということで、作業工程を「分ける」。

まずは、『懺悔ファイル作成』から。

単純に「ミスをした問題のページ&解説をコピー→ルーズリーフに貼る」作業。

何も考えず、純粋な作業としてひたすらコピー&ハサミで切る&貼るという作業です。

3年生のマーク模試などは、膨大な復習量ですね。

仮に理系生なら、英語筆記・リスニング・数IA・数IIB・国語・物理・化学・地理。

やっぱりこれら全てを復習しながら解き直しも!というのは現実味がありません。

ザーっとコピーして切って貼って…という作業なら、2〜3時間で完了。

いったん復習用の懺悔ファイルを作ってしまいましょう。

で、作って満足してはイケマセンね。

これを定期的に見直す。

3年生には、「少なくとも週に2回に復習+模試前日に解き直し!」という指令を出しています。

一度復習したくらいで理解して覚えていられるほど、甘くない。

時間より、回数・頻度を上げること。

何度も自分のミスした問題と向き合う。

問題文や図・グラフを見た瞬間に、ミスの原因と解き方や知識が浮かんでくる。

書き込んだポイントが、反射的に出てくる。

そのような状態にまで到達するために、何度も何度も見返す。

その上で、模試の直前にあらためて解き直す。

そうすると、ボワ~ンとしていた知識が鮮明な状態に。

「前回はコレでミスった!明日は絶対同じ轍は踏まないぞ!」という決意とともに。

そこまでしてやっとインプット完了。

「使える知識」へと落とし込まれます。

これが、マナビス藤島校・四ツ井校で指導している『懺悔ファイル』です。

ただし!

より良い運用法には、もう少しヒケツが。

それは校舎でお伝えしています。

転んだ傷をしっかり治して、全力疾走。

現役合格へのマラソンは、まだまだ道半ば。

効率良く、戦略的に、がんばろう。