「マジでヤバイです!」という高3女子&男子。
高3生は第2回全統マーク模試の結果が返却されましたね。
で、例年どおり「ヤバイ!」という相談が続いています。
模試を受けて、復習をして、次の模試へつなげる。
まだまだ演習不足だったり知識の欠如が散見される現役生。
結果が出るにはまだまだ時間がかかる‥ということはわかってはいるものの、やっぱり不安ですね。
8月のホームルームでは、まさに今回の模試からセンター試験本番まで、合格した先輩達がどのような足跡をたどったか紹介しました。
結論から言えば、藤島校・四ツ井校の3年生は、この夏の模試から本番まで約100点伸ばす生徒が多い。
今年度・昨年度と統計を取りましたが、やはりそのくらいの伸びが期待できます。
(当然ですが、一生懸命努力した結果です。ボーっとしていて、ほっといても伸びる!ということでは決してありません)
先輩達も苦労して、壁にぶつかりながらも粘り抜いた!というのは大いに励みになった様子。
‥が、やっぱり結果をつきつけられるとあたふたしてしまいますね。
そもそも、模試の成績表、ちゃんと見ているでしょうか?
懺悔ファイルとは?という記事でも書きましたが、受験生・特に現役生は模試の結果を活用しきれていません。
点数・偏差値・判定・順位ばかりを見て、気にして、落ち込む。
「ヤバイ!こんな成績表、もう二度と見たくない!」と、保管ファイルに綴じられてオシマイ。
これじゃあ、次の模試で伸びるチャンスを失っていますね。
むしろ夏の模試は、「体力測定」の要素が強い。
短距離走はタイムが伸びてきた!
でも、長距離走のタイムはまだまだ。
つまりスタミナ不足。
腹筋は100回連続で出来るようになったけど、垂直跳びや反復横跳びはまだまだ‥と。
つまり、総合力をつける前の、各種目の出来不出来・完成度合いを測る時期。
弱点を計画的に強化して総合力がつけば、さまざまなスポーツに応用する強い身体がつくられます。
模試も全く同様。
判定や合計得点は、各教科・各単元の結果を総合したに過ぎません。
むしろ確認すべきは、成績表の「中面」。
「微分・積分」は満点だけど、「平面ベクトル」は半分も取れていない。
その原因は、根本的に理解していないのか純粋な計算ミスなのか。
時間が足りないことから焦って勘違いしていたのか。
自分に正直に、原因と結果を分析して記録しなければなりません。
自分の悪い成績や欠点と向き合うのは辛いこと。
複数の模試を受けると、調子が良くてA判定を取れることもあれば、調子が悪くてD判定になってしまうこともあります。
「D判定のほうは、ケアレスミスが多かっただけ」
「自分の本当の実力はA判定だ」
こんな見方で大丈夫でしょうか。
D判定だった模試で間違えた分野が、本番で出題された…なんてことはよくある話。
素直さ・謙虚さというのも、合格には必要な要素だと思います。
さらに模試の結果分析には、コツがあります。
そのあたりは校舎で。
実りの秋はこれから。
粘り強く、前を向いて、でも謙虚な態度で机に向かおう。