では、研修大会より学んだことをちょっぴりご紹介。
学んだことの一番は、「熱」。
といっても物理で教わる熱力学などではありませんね。
やっぱり、どの先生方も「熱い」。
どうやったら成績を伸ばせるのか・どのような指導が生徒の心に火をつけるのか・難関大合格に効果的な指導法は…など、どうにかして自分の校舎の生徒たちを引っ張りたい!という熱い思いがほとばしる。
校舎見学の後、事前にお願いしていた「情報交換会で聞きたいこと」というテーマに沿って進行したのですが、2時間という枠に全然おさまらず。
ひとつのテーマについてあれやこれやと意見・質問が飛び交い、進行役としては嬉しい悲鳴でした。
その中で井上が特に気になったテーマ。
高1・高2の、志望校がまだ明確でない生徒にどのようにがんばってもらうのが良いか、ということ。
誤解なきよう申し上げておきますと、もちろんまずは受験が目前の高3生が頑張りどころ。
ただ、今年の3年生と面談しているとどの生徒も鼻息があらい。
もちろん個々に課題や悩みはあれど、「あの子全然勉強はかどってない…」なんてことはありません。
やはり目標が明確で、部活もいよいよ最終段階で、覚悟を決めてがんばるしかない!!となってしまえば、強い。
課題は、そこ。
みんながみんな、すぐに進路や目標が決まるわけではありません。
特に1年生諸君は、やっと入試が終わって部活も始まって、ちょっと高校生活にも慣れて。
でも、すぐに文理選択という岐路がやってきて、あれよあれよという間に2年生も見えてくる。
日々忙しい中で、手元の勉強をがんばりつつ将来のことを考えていくのはたやすいことではありませんね。
しかも、中学のころと違って似たような学力が集まった高校は、成績を伸ばすのもひと苦労。
「中学のころより、下手すれば高校入試の前より勉強してるのに成績が伸びない!」なんてこともよくある。
だからこそ、そんな低学年指導についてのご意見をうかがえたことは大きなプラスとなりました。
細かいところはいろいろあれど、やはりどの地域でも伸ばしている1年生は「毎日マナビスへ」がポイント。
ん??ということを、残さない。
その日の疑問や課題は、その日のうちにマナビスで解決していく。
借金を作らず、日々を地道に重ねていくことで余裕が生まれて攻めの範囲へ。
そんな小さな自信の積み重ねの中で、将来に向けて目が向いていく。
そんなお話が聞けて、あらためて納得させられました。
高3のみなさんはもちろん、高1・高2のみなさまへ。
学力向上に魔法や近道なし。
地道に、日々を大切にマナビスで学んでいきましょう。
具体策は、来週のホームルームで。
乞うご期待。