まだまだ暑い9月。
福井県の高校生たちは、まさに学祭の当日を迎えています。
「台風がぶつからないといいけど…。やっと完成した造りものが壊されないか不安です」と言いつつ、マナビスで勉強に励む2年生。
受験勉強開始のカウントダウン、着実に進めてくれています。
「夏休み明けの課題テストで、課題が見つかりました。やっぱり、キチンとやらないと…。」と、夏の後半戦に遊びすぎた自分を反省する1年生。
そうやって失敗を経験しつつ、あたり前のことをキチンとやることの大切さを学んでいます。
さて、本日のタイトル。
進路って、いつどう決めるのでしょうか?
何度かこのブログでも触れている通り、高校の選択とは大きく異なる進路選択。
文系・理系の選択から始まり、学部・学科、大学選び。
将来の職業にも大きな影響が出る決断だけに、悩んで当然ですね。
マナビスで進路相談をしていても、生徒・保護者のそれぞれから度々質問を受けます。
「他のお子様たちって、どうやって決めてらっしゃるのですか?」
「やりたいことって、いつ決まるんですか?やりたくないことなら、いくつかあるけど…」
ありとあらゆる分野で大きな変化を迎えている今、将来の職業分野にも話は及びます。
「少子高齢化が進んでいるだけに、その業界はどうなのかしら…」
「AIの発達で、その職業はなくなってしまうとかどうとか…」
「正直言えば、ウチの子は一般企業の営業職とかはムリだと思います。何か資格を取らせて…」
「公務員を目指したいとは言うけれど…。どんな学部がオススメですか?」
厚生労働省が発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は、1.63倍。
これは調査開始以来の最高水準だそうです。
人手不足で売り手市場ではあるものの、人気のある業種とそうでない仕事には大きな差があるとか。
やはり、「やりたいこと」を早めに持って動くことのできる人材が優位に働くことは明らかですね。
で、進路ってどう決めるのか。
結論から言えば、マナビスの先輩たちもいろいろです。
「オープンキャンパスで、ホルマリン漬けの動物をみて心奪われた。いろいろ調べて、獣医師を目指します」
「父が自営業で、身近に商売というものを感じてきた。経営学部に進んで、専門的に学びたい」
「パソコン自体が得意なわけではないけど、興味はある。これからAIの時代。それを使いこなせる人になりたい」
「祖母の闘病を支えてくれた看護師の方に憧れた。助産師の資格もとりたい」
「飛行機が好き。宇宙系の学問もやってみたい。名古屋大を目指します」
「親族が福岡にいて、度々帰省してきた。その土地と人が好き。やりたいことを見つけるために九州大学へ!」
「母の勧めで、薬剤師になりたい。結婚や出産があっても仕事に復帰しやすそうだし」
「小学生の頃、万博の民族学博物館に連れて行ってもらった。あそこで働きたい!」
「正直言えば、理系に進んだのは間違いだったかも…。経済学部を目指してます」
と、さまざま。
何がキッカケでその決断に至ったのかは、まさしく十人十色です。
アドバイスとしてお伝えしているのは、
①ぜひご家族も含めていろんな人に相談して話を聞く
②自分の進路、自分なりに調べ、真剣に考えてみる
③どうしても決められないなら、大学進学後に選択肢の残るような進路を考える
④今の成績では…という決断は避ける
⑤最後まであきらめない!
ということです。
そして、いつまでに決めるべきか。
マナビス生の皆さんには「遅くとも高2の夏ごろには決めましょう!」とお伝えしています。
理由は単純。
全国の高校生たちが、高2の秋に進路と目標を定め、走り出しているから。
もちろん、その後目標が変わることもあるかもしれません。
が、まずは進路を見据えた学習はスタートしないといけない。
「こうなりたい!」
「◯◯大学に進学したい!」
と思った時には手遅れで…というのはモッタイナイ。
夢や目標を作ることができれば、あとは「覚悟」のみ。
ラク〜に達成できるものではありませんね。
部活動もある。
高校の学習もある。
学祭などの行事やテストもたくさんある。
時にはスマホ片手にゆっくりしたい…という気持ちもわかりますが、目標と自分の差を見つめること。
覚悟がなければ到底達成できるものではないはず。
マナビスでは、具体的な受験勉強の計画を作って伴走していきます。
さぁ、未来の自分へ。
今の自分は、自慢できる日々を送っていますか?