「先生!ご報告があります。いつごろ面談空きますか?」と電話。
むむっ!
その生徒、推薦の合格発表日!!
「ありがとうございました!第一志望のお茶の水大、合格しました!」
と、最高の報告!!!
やったね~!!と、思わず井上も大きな声で叫んでしまいました。
この瞬間のために、頑張ってきた受験生。
国公立の推薦という非常に厳しい関門を見事に突破しての合格!
本当におめでとうございます。
今年は既に私立の指定校推薦でも多数合格が。
早稲田大学・立教大学・青山学院大学・國學院大學・立命館大学…。
ひと足早く合格を勝ちとって、でも来年までマナビスで頑張って勉強したい!という生徒たち。
立派ですね。
ただ、勝負はまだまだここから。
ほとんどの受験生たちは、気合いの冬を迎えています。
で、本日は12月度HRの第2パートをご紹介。
まず、毎年12月の受験生たちの共通項は「不安」です。
「頑張ってるけどなかなか伸びてこない」
「センター過去問や黒本・青本をやるたびに、点数が下がる…」
「周りが伸びて、自分が取り残されている気がする」
それが加速してしまうと…
「今年はもう無理なんじゃ…。もう一年頑張った方が…」という発想に。
辛い、負のスパイラルにはまりこんでしまいますね。
で、今年の入試結果から具体的な数値を。
「現役生占有率」を調べてみました。
計算方法は単純、全受験者に占める現役生数を割り算すれば求まります。
いくつか見てみると…
【2018年 京都大学薬学部】
志願者=現役151人/受験者223人(占有率67.7%)
合格者=現役54人/受験者78人(占有率69.2%)
【2018年 東京大学理科Ⅲ類】
志願者=現役187人/受験者450人(占有率41.6%)
合格者=現役73人/受験者98人(占有率74.5%)
【2018年 早稲田大学文学部】
志願者=現役6007人/受験者8881人(占有率67.6%)
合格者=現役624人/受験者819人(占有率76.2%)
ん?
不思議ですよね。
最難関大学である東大・京大・早稲田大学。
一見すると、浪人生が強い!というイメージ。
が、実は合格者になると現役生の割合が高くなる。
生徒たちも驚きの表情を隠しきれていませんでしたね。
つまり、「もう一年頑張れば合格できる!」という甘いものではない。
もちろん、浪人してからガンガン力をつけて合格していく受験生もいます。
決して浪人すること自体を否定しているのではありません。
が、やはり残された30日を全力で頑張りきれないなら、それは浪人しても同じこと。
目標を見失わず、最後まで粘り抜く。
そういう姿勢の大切さを熱弁しました。
それでも不安がぬぐえるわけではありませんね。
で、HRでは去年の先輩たちの具体的な成績推移を見てもらいました。
(もちろん個人が特定できない形で)
10月のマーク模試からセンター本番まで、70点以上伸ばしている先輩たちばかり。
中には145点伸ばしたツワモノも。
食い入るような眼差しでスライドを見つめた受験生たち。
少しばかり励みになった様子でした。
…ちょっと長くなってしまいましたね。
次回の記事に続きます。