昨日はHRデイ。
以前にお伝えしたように、立命館大学の入試担当者にお越しいただき最新の私大入試情報についてお話しいただきました。
繰り返しになりますが、あくまで国公立志向の強い福井県。
それもそのはず。
県内に私立大学はあるものの、選択肢は決して多くない。
県外で学ぶとなると、当然ひとり暮らしが基本になりますね。
学費に加えて、アパート費・生活費も必要になるだけに経済的な問題が大きくなります。
さらには理系生が多いことも関係があるでしょうか。
私立大学の理系学部は、そもそもの学費が高い。
さらに大学院まで進学する生徒が多く、そうすると6年間の負担になりますね。
ご家族からすれば、「県外にでるなら国公立で!」というのは納得のいく結論と言えます。
ただ、できればやっぱり浪人はしたくない。
そうすると、併願校としての私立大学や国公立大学の後期日程などを真剣に検討する必要が出てきますね。
で、そのあたりのお話をしていただきました。
ちなみに、「なぜ立命館大学なんですか?他の大学じゃないのはナゼ?」と生徒に聞かれることがあります。
決して贔屓しているわけではありません。
が、例年福井県の高校生が受験をしている私立大学の中では立命館大学がほぼトップ。
試験会場がアオッサであることや、出題傾向にさほど独自性がないことも関係しているのでしょうか。
来年2月に受験するかもしれないぞ!という事情からお越しいただいています。
で、簡単にお話のポイントをまとめると…
①あくまで国公立(または私立)第一志望に合格してほしい
②そのために、併願校をとっておくことは重要
③センター利用入試を使えば、マークのずれがないかなどの確認もできる
④一般入試は2月アタマで、センターが終わってからでも出願が間に合う
⑤大学を選ぶうえでの基準は、知名度やブランドだけではない
「何を学べるか」
「留学などの支援制度はどうか」
「卒業後の進路(いわゆる就職先)はどうか」
「給付型の奨学金制度などは充実しているか」
「併願校として適切か。そもそも最低点をキチンと開示しているのか」
「倍率に踊らされないこと。その年の最低点を1点でも上回れば合格は勝ち取れる」
「今年の立命館の入学者は、募集定員の92%だった。来年は合格者を絞り込む必要がない。力があればきちんと合格がとれる」
…といったところでしょうか。
最初は「どうせ私立大学の話でしょ?関係ないし」という顔だった生徒たちも、併願校の活用の仕方などになると真剣な眼差しへ。
最後には効率の良い受験対策の方法についても教えていただくことができました。遠いところまでお越しいただき、ありがとうございました。
センタープレ試験も終わり、受験勉強はいよいよファイナルステージ。
次の記事では、井上がHRで伝えた「先輩たちの苦労の足跡」について書こうと思います。
がんばるぞ~!